おにの いない かくれんぼ

井上賀百合／作
神山ますみ／絵

友だち同士で遊ぶひとときは、子どもにとって宝物です。遊びの中で失敗したり、けんかしたり、発見したり。最後はみんなで笑い転げて…。「こんなふうに心に感じた“なかよし”を体いっぱいで現すことができたら、どんなに素敵でしょう」と作者の井上先生は言います。子どもたちの何気ない日々の遊びが、いっそう輝いて感じられるお話です。

【著作者プロフィール】
■井上賀百合（いのうえ・かゆり）／1938年、東京生まれ。慶応義塾大学中退。講談社フェーマススクールズ四谷学院で童話作法を学ぶ。1983年「共石童話」に入賞。主な作品に「ぼくはガードマン」（『ちびでもでっかい一年生』ポプラ社）、『バナナがだいすき』（鈴木出版）などがある。

■神山ますみ（かみやま・ますみ）／絵本作家、銅版画家。ザ・チョイス展 年度賞入賞 。在仏中フランスの出版社より絵本を出版。パリの街を描いた銅版画で個展多数開催。絵本に『ボクはしっている』『パパもママもボクがしんぱい』『ボクサッカーやめたい』（以上、イマジネイション・プラス）など。