かっちゃん どうしたのかな

おおはし えみこ／作
こば ようこ／絵

初めての園生活に慣れないかっちゃんと、弟を陰ながら見守るみおちゃん。泣いているかっちゃんにかけ寄って手渡したのは、世界に一つだけのおだんごでした。泣いたり笑ったりしながら、一歩ずつ成長していく子どもたちの姿を通して、思いやりの心や相手のために行動することの大切さが伝わってきます。春に読みたい、子どもたちへのエールを込めた作品です。

【著作者プロフィール】

■おおはし・えみこ／福岡県生まれ。児童文芸家協会会員。絵本に『きがくれたおくりもの』『さるくんにぴったりなおうち！！』（以上、鈴木出版）、『ダンプくんが、どっしーん』『ぞうのヤッホー』（以上、ひさかたチャイルド）、『ともくんのおうち』（国土社）などがある。

■こば・ようこ／東京都生まれ。多摩美術大学絵画科油画専攻卒業。絵本の絵に『おひるねけん』（教育画劇）、『さやかちゃん』（ポプラ社）、児童書挿絵として『スプーン王子のぼうけん』（鈴木出版）、『こわいものなしの六人』（あかね書房）など。HP：dodohee.com