唯野元弘/文
清水耕蔵/絵
男がシカ王にいのちを助けられた恩を忘れ、誰にも言わないという約束を破り、王様に金色のシカの住んでいる場所を教えてしまいました。王はシカ王の話を聞き、シカの話に感心し、以後シカと人間は仲よく暮らしたというお話です。仏教では、さとりにいたるための実践の方法(道)を説かれました。「八正道」といいます。正道、正思惟、正語、正業、正命、正精進、正念、正定。正しい智慧を持ち、正しい道理を思索していこうというものです。この物語は、仏教のこうした智慧やいのちをたいせつにすることを説いています。この絵本を読んで、子どもたちに約束は必ず守ること、恩は決して忘れてはいけないことを伝えていきましょう。
【著作者プロフィール】
■唯野元弘(ただの・もとひろ)/山口県生まれ。福岡、京都を経て東京在住。保育園や小学校での読み聞かせのほか、昔話の再話や絵本の構成などにかかわる。『あしあとつけたのだあれ?』(写真絵本)『きんいろのライオン』『ふくろうとにわとり』(鈴木出版)などの作品がある。
■清水耕蔵(しみず・こうぞう)/福井県生まれ。『八方にらみねこ』(講談社)で第19回ボローニャ国際児童図書展エルバ賞受賞、第4回絵本にっぽん賞受賞。その他作品に『かぐやひめ』『はいくのえほん』(鈴木出版)『りゅう』(佼成出版社)『マルコ・ポーロ』(ひさかたチャイルド)など多数ある。
シリーズ | インドの昔話 |
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ISBN(13桁) | 9784790250296 |
ISBN(10桁) | 4790250296 |
NDC | 929 |
JANコード | |
商品番号 | 005029 |
判型 | 縦25.7×横21.0cm(表紙縦26.3×横21.3cm) |
対象年齢 | 4~5歳児 |
体裁 | 上製 |
ページ数 | 28ページ |
類書・同書作 | さるの はし みんなで まもった ひなどり |
初版 | 2013年4月 |
備考 | 2013年5月、「天台ジャーナル5月号」で紹介されました。 |
各種選定受賞歴 | |
税込価格 | 税込価格 1,650円(本体価格1,500円 消費税150円) |