くまくんの まほうの ぼうし

にしむら ひろみ／作
土田義晴／絵

ボールが木に引っかかってしまったうさぎさん、カゴが川に流されてしまったりすくんに出会ったくまくん。「まほうのぼうし」をかぶっているから、今日は何かできそうな気がする！　困っている友だちの力になったり、なんて声をかければいいかなと考えたり。新学期の春に読みたい、子どもたちの背中をそっと押してくれるような１冊です。

【著作者プロフィール】
■にしむら ひろみ／愛知県出身。地域文庫の活動から童話の創作を始める。愛知子どもの本創作会会員。中部児童文学会会員。主な作品に『ぼくいえでするんだい』『ふしぎなレストラン』（以上、佼成出版社）、『りなちゃんのおむかえ』『べべのじてんしゃ』（以上、鈴木出版）など。

■土田義晴（つちだ・よしはる）／山形県生まれ。中谷貞彦・千代子夫妻に師事。作品に『きいろいばけつ』（あかね書房）、『げんききゅうしょくいただきます！』（童心社）、『まほういろのえのぐ』（金の星社）、『はなびらがとんできた』『あおいむぎわらぼうし』（以上、鈴木出版）など。