ジョナ・ウィンター/文
ジャネット・ウィンター/絵
さくま ゆみこ/訳
ニューメキシコの砂漠の名もない町に、科学者たちがやってきました。
ひみつの計画のために、政府にやとわれた科学者たちです。
計画は極秘とされ、だれひとり情報をもらしません。
思いもよらないものが作られているにちがいありません。
もうすぐ完成しそうです。
時計の針がチクタクと時を刻み……
この計画によって集められた優秀な科学者たちが共同で作り出したのが、原子爆弾です。1945年7月16日に、ニューメキシコ州南部の砂漠で、最初の核実験が行われました。その後、1945年8月6日広島に、1945年8月9日長崎に、アメリカは原子爆弾を落としたのです。広島と長崎以来、原子爆弾が人を殺すために使われたことはありません。今は、多くの国が、地上での核実験を禁止しています。また、多くの国が、もっている核兵器を減らそうとがんばっています。それでも、2016年の時点で、世界には核兵器がまだ1万5700発も存在しています。いつかその数がゼロになることを願って、ジョナ&ジャネット・ウィンターはこの絵本を作りました。
【著作者プロフィール】
■ジョナ・ウィンター(Jonah Winter)/詩人。絵本作家。30作以上のノンフィクション絵本を手がける。ジャネット・ウィンターの息子。主な作品に、『Diego』(ジャネット・ウィンター/絵)、『Jazz Age Josephine』など。邦訳作品に、『バラク・オバマ 希望への道のり』(PHP研究所)がある。
■ジャネット・ウィンター(Jeanette Winter)/絵本作家。伝記や、実際にあったことにもとづいた絵本を数多く手がけている。邦訳作品に、『マララとイクバル パキスタンのゆうかんな子どもたち』(岩崎書店)、『いつもみていた ゆめをかなえた女の子 ジェーン・グドール』(福音館書店)、『ろばのとしょかん コロンビアでほんとうにあったおはなし』(集英社)、『バスラの図書館員 イラクで本当にあった話』(晶文社)など多数。
■さくま・ゆみこ/東京に生まれる。文化出版局、冨山房で児童書編集に携わったのち、現在は翻訳家として活躍中。「アフリカこどもの本プロジェクト」代表。JBBY会長。著書に、『エンザロ村のかまど』(福音館書店)など。主な訳書に、「ホーキング博士のスペース・アドベンチャー」シリーズ(岩崎書店)、『紅のトキの空』(評論社)、『空の王さま』(BL出版)、『わたしのおひっこし』(光村教育図書)、『あさがくるまえに』(岩波書店)、『ヒットラーのむすめ』、『ヘブン ショップ』、『わたしは、わたし』、『ネルソン・マンデラ』(いずれも鈴木出版)など多数。
シリーズ | 翻訳絵本シリーズ |
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ISBN(13桁) | 9784790253563 |
ISBN(10桁) | 4790253566 |
NDC | 933 |
JANコード | |
商品番号 | 005356 |
判型 | 縦27.8×横20.3cm(表紙縦28.5×横21.2cm) |
対象年齢 | 小学校低学年~ |
体裁 | 上製 |
ページ数 | 39ページ |
類書・同書作 | |
初版 | 2018年6月 |
備考 | 2018年8月、東京新聞で紹介されました。 2018年8月、毎日新聞西部版夕刊で紹介されました。 |
各種選定受賞歴 | |
税込価格 | 税込価格 1,650円(本体価格1,500円 消費税150円) |