唯野元弘/文
くすはら順子/絵
過去何度か出版されている定番のお話です。日本でも、サル山ではボスザルがいて他のサルたちを引っ張って行動することが知られています。ここに出てくるサル王も何百匹も引き連れていたそうです。では、インドのサルはどんなサルだったのでしょうか。「ハヌマンラングール」というオナガザルの仲間が、神の使いということで手厚く保護されているそうです。また「アカゲザル」というニホンザルに似たサルもいるそうです。私は「ハヌマンラグール」ではないかと思っています。このサル王が自分の命を顧みず、窮地に陥った仲間を救おうとした話です。自分を犠牲にしても仲間を救おうとするサル王のリーダーシップを通して、いのちの尊さ・しゃかいの組織を統率する難しさを説いています。子どもたちに勇敢なサル王の姿を感じさせ、生きていくことのたいせつさを伝えていただきたいと思います。
【著作者プロフィール】
■唯野元弘(ただの・もとひろ)/山口県生まれ。福岡、京都を経て東京在住。保育園や小学校での読み聞かせのほか、昔話の再話や絵本の構成などにかかわる。『あしあとつけたのだあれ?』(写真絵本)『きんいろのライオン』『ふくろうとにわとり』(鈴木出版)などの作品がある。
■くすはら順子(くすはら・じゅんこ)/大阪府出身。横浜在住。日本児童出版美術家連盟会員。絵本に『じゅうにしのおはなし』『へんてこやまのうんどうかい』『あっぷっぷ』(ひさかたチャイルド)『さるかにかっせん』(くもん出版)『ぞうときりんをかっちゃった』(鈴木出版)など多数。
シリーズ | インドの昔話 |
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ISBN(13桁) | 9784790250272 |
ISBN(10桁) | 479025027X |
NDC | 929 |
JANコード | |
商品番号 | 005027 |
判型 | 縦25.7×横21.0cm(表紙縦26.3×横21.3cm) |
対象年齢 | 4~5歳児 |
体裁 | 上製 |
ページ数 | 28ページ |
類書・同書作 | きんいろの しか |
初版 | 2013年4月 |
備考 | |
各種選定受賞歴 | |
税込価格 | 税込価格 1,650円(本体価格1,500円 消費税150円) |