唯野元弘/文 マスリラ/絵
大分県に伝わる昔話をもとにした、少し不思議で心に残る物語です。“ばけもの”とされてきた存在の正体が明かされていく展開は、昔話ならではの面白さ。繰り返しの表現や語りのリズムが心地よく、読み聞かせにも最適です。伝承の中に息づく優しさや知恵が、現代の親子にも静かに届くはず。語りのぬくもりを感じながら、ゆったり味わいたい一冊です。
【著作者プロフィール】
■唯野元弘(ただの・もとひろ)/山口県生まれ。福岡、京都を経て東京在住。保育園や小学校での読み聞かせのほか、昔話の再話や絵本の構成などにかかわる。『きんいろのライオン』『ふくろうとにわとり』『あたまにかきのき』『なんにもせんにん』(以上、鈴木出版)などの作品がある。
■マスリラ(ますりら)/1969年静岡県出身。早稲田大学第一文学部卒業。絵本、児童書、書籍、Web等様々な媒体で活動中。日常のふふっとした笑いをたいせつに描いている。最近の楽しみは近くの干潟の生き物観察。東京イラストレーターズソサエティ会員。
| シリーズ | こどものくに チューリップ版 |
|---|---|
| NDC | 913 |
| 判型 | 縦20.1×横27.6cm |
| 対象年齢 | 3~4歳児 |
| 体裁 | 並製 |
| ページ数 | 24ページ |
| 発行 | 2025年11月号 |
| シリーズ通巻 | 第53巻 第8号 |
| 備考 | |
| 税込価格 | 税込価格 440円(本体価格400円 消費税40円) |
















