たぬきの ばけた おつきさま

西本鶏介／作
小野かおる／絵

秋になるとお月様がいっそう美しくなります。作者の西本鶏介先生は、お月様を見ているとお母さんの顔が浮かんでくるそうです。そこで、大好きなお月様とお母さんへの想いをこのようなお話になさいました。お月様もお母さんも、子供たちには身近な存在です。お月様の出ている晩にこの絵本を楽しんでくだされば幸いです。

【著作者プロフィール】
■西本鶏介（にしもと・けいすけ）／奈良県生まれ。昭和女子大学名誉教授。児童文学評論、民話研究、創作と幅広く活躍。絵本に『おじいちゃんのごくらくごくらく』『はいくのえほん』（鈴木出版）『よかったなあ、かあちゃん』（講談社）『さよなら、おばあちゃん』（佼成出版社）など多数。

■小野かおる（おの・かおる）／東京都生まれ。東京芸術大学卒業。東京造形大学名誉教授。新制作協会会員。壁面装飾、モニュメントなど立体作品を制作。絵本に『トン・ウーとはち』（講談社）『くまさんくまさんおはいんなさい』『こぶたかげこぶた』（福音館書店）など多数。