【わくわく微生物ワールド】②食べ物ではたらく乳酸菌やコウジカビたち

細矢 剛／監修

目に見えないほど小さな生き物、「微生物」のはたらきを紹介するシリーズ全３巻の第2巻では、食べ物ではたらく微生物たちの活躍を紹介します。毎日の食卓には、数多くの発酵食品が並びます。つけものや納豆、みそ、しょうゆ、かつおぶし、パン、チーズ、ヨーグルトなどは、みな微生物のはたらきによっておいしく変化した食品です。微生物に感謝しながら、味わいたいですね。わたしたちのくらしを豊かにしてくれている微生物について、初めて学ぶ子どもたちにぴったりのシリーズです。どんな微生物が食べ物の中で活躍しているのか見ていきましょう。

【登場するおもな微生物】

乳酸菌／アオカビ／酵母／コウジカビ／カツオブシカビ／納豆菌　など

【著作者プロフィール】
■細矢 剛（ほそや・つよし）／1963年東京生まれ。製薬会社の研究員を経て、2004年から国立科学博物館勤務。専門は菌類で、製薬会社では薬のもとになる物質を探す探索研究をしていた。国立科学博物館では、菌類の研究の基礎となる分類学の研究を行っている。著書に『カビ図鑑』（全国農村教育協会、分担執筆）、『菌類の世界』（誠文堂新光社）、監修に『カビのふしぎ』（汐文社）などがある。