ペンギン ペペコさん だいかつやく

西内ミナミ／作
西巻茅子／絵

マリン水族館で生まれたペンギンのペペコさんは、ショーにでるために、いつも数字のおけいこをしています。でも、なかなか覚えられません。「こんなことしてなんの役に立つのかしら。もっと役に立つことをしたい！」…好奇心旺盛なペペコさんは、いろいろなものと出会い、積極的に関わることで自分探しに成功します。ただなんとなく、与えられた立場や仕事に流されることがなかったペペコさんの姿には、大人も子どもも見習うところがたくさんあります。繰り返し読んで、楽しんでほしい一冊です。

【著作者プロフィール】
■西内ミナミ（にしうち・みなみ）／京都生まれ。東京女子大学社会学科卒業。絵本の作品に『クーのおるすばん』『おかいものパレード』（ともに鈴木出版）、『ぐるんぱのようちえん』（福音館書店）『おもいついたら そのときに！』（こぐま社）など多数。

■西巻茅子（にしまき・かやこ）／東京生まれ。東京藝術大学工芸学科卒業。絵本の作品に『わたしのワンピース』『ふんふん なんだかいいにおい』『だっこして』『あいうえおはよう』（ともにこぐま社）、『絵の好きな猫さん』（童心社）など多数。