【世界の子どもたち】③ぼくの、わたしの、世界の家族

マーグリート・ルアーズ／文
ジェシカ・レイ・ゴードン／絵
大西 昧／訳

世界の子どもたちに取材した絵本シリーズ第３巻のテーマは「家族」です。家族のかたちや人数、くらしている場所がちがっても、家族を愛する思い、願いや希望はみな同じです。たがいに尊重し合って生きていきましょう。
世界各地の家族のようすを子どもたちに教えてもらいました。両親のいる家族、片親の家族、祖父母も一緒に暮らす家族、母親がふたりいる家族、共同体で生活する家族など、様々な形態があることがわかります。自分と違うことを「ヘンだ」と思うのではなく、世界にも日本にもいろいろな家族があって、思いやりを持ってお互い協力しながら暮らしていることを知りましょう。多様性を受け入れる第一歩は、知ることです。
12月刊行予定

【著作者プロフィール】
■マーグリート・ルアーズ（Margriet Ruurs）／児童文学作家。教育者。カナダのサイモン・フレーザー大学で教育学修士号を取得。著書は35 冊以上にのぼる。カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州のソルト・スプリング島で、「Between The Covers（次の本までの間）」という、本を愛する人たちのための宿泊施設を運営している。邦訳されている作品に『石たちの声がきこえる』（新日本出版社）などがある。

■ジェシカ・レイ・ゴードン（Jessica Rae Gordon）／カナダ、ブリティッシュコロンビア州の絵のように美しい芸術の町、ネルソンで育つ。子どものころからのアートへの情熱そのままに、現在、イラストレーター、デザイナー、視覚芸術の教師として活躍している。カナダ、オンタリオ州トロント在住。

■大西 昧（おおにし・まい）／愛媛県生まれ。翻訳家。東京外国語大学卒業。出版社で長年児童書の編集に携わった後、翻訳家に。翻訳作品に『ぼくはO・C・ダニエル』（鈴木出版）がある。