【忍者に学ぶ 心・技・体 正伝忍者塾】上巻

黒井宏光／監修

「忍者のことを知りたい」「忍者になってみたい」と思っているみんなは、忍者は手裏剣をシュッシュッと投げ、水の上を歩いたりドロンと消えたりすると思っていないか？　本当の忍者は、つねに目立たず、身のまわりのふつうの道具を何通りにも使いこなす知恵を持ち、何よりたくさんの道具にたよらなくてもいい強い体を作る努力を続ける人びとだった。忍者はたった1人でも、自分の知識と知恵を使ってピンチを切りぬけて生きる力を身につけた存在なのだ。みんなも、そんな忍者の正しい姿を知って、忍者のトレーニングを体験してほしい。さあ、「忍者塾」で始めよう！

【著作者プロフィール】
■黒井宏光（くろい・ひろみつ）／伊賀流忍者集団・黒党（くろんど）代表　伊賀流忍術復興保存会会長。子どものころより忍者にあこがれ、大学卒業後に時代劇の殺陣師に弟子入り。その後、甲賀流伴党 21代目宗家・川上仁一氏の弟子となり、本物の忍術を学ぶ。1984年に伊賀流忍者集団・黒党を結成、日本はもとより海外でも忍者ショーや教室を開催。1985年にはより正しい忍術の普及を願って伊賀流忍術復興保存会を設立。正しい忍者の姿と忍術を後世に残すため、著作活動や書籍・雑誌記事等の監修も多数行っている。伊賀流忍者博物館顧問。