あおい むぎわらぼうし

武鹿悦子／作
土田義晴／絵

ピカピカの自転車にのせてくれるなんて嬉しくてたまらないこぎつね。その日が待ち遠しくもあり、不安でもあり…ドキドキして過ごします。一方男の子は自分が引っ越すなんて知らなかったのですから、約束をどうしたらいいか悩んだことでしょう。約束を守る、友だちを信じるといった人間関係の根っこの部分を、心温まるストーリーと優しい絵で伝えてくれる絵本です。

【著作者プロフィール】
■武鹿悦子（ぶしか・えつこ）／東京都生まれ。詩人、児童文学作家。『詩集ねこぜんまい』（かど創房）で産経児童出版文化賞、『星』（岩崎書店）で日本児童文学者協会賞受賞。絵本の作品に『おかあさんのいのり』（岩崎書店）、『きりんきりん』（リーブル）、『みーつけた』（鈴木出版）など。
■土田義晴（つちだ・よしはる）／山形県生まれ。中谷貞彦・千代子夫妻に師事。作品に『きいろいばけつ』（あかね書房）、『げんききゅうしょくいただきます！』（童心社）、『まほういろのえのぐ』（金の星社）、『バレリーナマノン』（佼成出版社）、『はなびらがとんできた』（鈴木出版）など。