ひょうたんと かえる

西条八十／作
殿内真帆／絵

「ひょうたんとかえる」は今から約90年前に発表された詩です。
当時は曲がつけられ、レコードにも収録されていました。
「ぼっくりこ」と「げっこりこ」の韻を踏んだリズミカルな繰り返しは、歳月を経ても心地よく口ずさみたくなります。短い詩のなかで繰り広げられるひょうたんとかえるの物語を、殿内真帆先生がドラマチックに描いてくださいました。

【著作者プロフィール】
■西条八十（さいじょう・やそ）／1892年生まれ。詩人。早稲田大学卒業。在学中より『早稲田文学』に作品を発表。1919年に第一詩集『砂金』を刊行。鈴木三重吉主宰の『赤い鳥』に童謡作品を多数発表。代表作は詩誌『蝋人形』、論文『アルチュール・ランボオ研究』ほか多数ある。「かなりや」「青い山脈」「東京音頭」など童謡、歌謡、民謡の作詞も多数遺した。1970年逝去。

■殿内真帆（とのうち・まほ）／1973年生まれ。筑波大学卒業。絵本に『おそろしいよる』（きむらゆういち／作 鈴木出版）、『くびかざり』（「こどものとも年少版」2019年7月号）『ビーズくん』（「こどものとも年中向き」2020年5月号、ともに福音館書店）などがある。東京都在住。