ゆきだるまと かがみもち

林 木林／作
岡本よしろう／絵

お互いがそっくりなことに気づいたゆきだるまと鏡餅は、いっしょに遊びたいなあ！ とすっと思っていました。おじいさんが気まぐれにゆきだるまにみかんをのせると、不思議なことにゆきだるまは歩き出し、鏡餅のところへやってきて、二人の夢がかないます…。岡本よしろうさんの温かみのある絵がもりあげてくれるお正月にぴったりのファンタジーです。スパイスは林木林さんの楽しい５・７・５の言葉。絵本を読んだ後は、ぜひご家庭でも身のまわりのことを七五調で表現してみてくださいね。

【著作者プロフィール】
■林 木林（はやし・きりん）／山口県生まれ。詩を中心に絵本、翻訳などを手がける。詩のボクシング全国大会優勝。『ひだまり』（光村教育図書）で産経児童出版文化賞産経新聞社賞受賞。絵本に『おちゃわんかぞく』（白泉社）、訳書に「ぜったい あけちゃダメッ!」シリーズ（永岡書店）など多数。
■岡本よしろう（おかもと・よしろう）／山口県宇部市生まれ。武蔵野美術大学油絵学科卒業。絵本に『かおはめえほん たすけてー！』（あかね書房）、『パンダのパンやさん』（金の星社）、『１００円たんけん』（中川ひろたか・文／くもん出版）、『生きる』（谷川俊太郎・詩／福音館書店）などがある。