歌でおぼえる 手話ソングブック

新沢としひこ、中野佐世子、松田泉／著

●手話のためのオリジナルソングブック
　楽しくのびのびとうたいながら、手話に自然に親しんでほしい。手話の魅力を伝える本を作りたい…そんな思いから、これまでにない「手話を主体とした」新しい本が誕生しました。
●すぐに使えることばがいっぱい
　Part１は、手話のためのオリジナルソング集。短くて可愛い歌の中に、かんたんに表現できて、覚えておくとすぐに使えるあいさつや、日常よく使うことば（家族、動物、乗り物など）がたくさん入っています。
♪あいさつのうた　♪ぴょんとはねる　♪ああ　おいしい！　♪ありがとうのうた　♪いろとりどり　♪レッツ・ゴー！
●かんたんでおぼえやすい手話をセレクト
　Part２では、園や学校で子どもたちに親しまれている歌・７曲を選んで手話にしました。いくつか表現方法がある場合は、小さな手で表しにくい形や動き、漢字をもとにした手話などは使わずに、かんたんでおぼえやすい手話表現を選んでいます。
♪世界中のこどもたちが　♪おはよう　♪ハッピーチルドレン　♪ぼくたちのうた　♪はじめの一歩　♪」ともだちになるために　♪さよならぼくたちのほいくえん
●「指文字あいうえお」の歌
　Part３では、手遊び風にアレンジした「指文字あいうえお」の歌を紹介。手話の最初のステップともいえる指文字を、うたいながらあっというまにマスターできます！
●「手話イラストさくいん100」
　巻末に、歌に出てくる基本単語をまとめた「手話イラストさくいん100」がついているので、入門書としても大活躍！
●大きい、見やすい、使いやすい
　本を開いたまま手を動かせる大判サイズ。全曲、著者手書きによる譜面付き。上図、横図を入れたイラストの工夫も本書の特徴です。
●幼稚園・保育園・そしてご家庭で…
　手だけでなく、表情、全身で気持ちを伝える手話は、思考力を活発にし、豊かな感性を育ててくれる深みのある表現手段として、今注目を集めています。手を動かしながらうたう楽しさを、子どもたちといっしょに実感してください。
●「総合学習の時間」に…
　2002年度からスタートする新しい教育課程の中で、小・中・高校に導入される「総合的な学習の時間」。福祉に関心を持つきっかけとして、この時間に手話を取り入れる学校も多いようです。本書の歌は、実際に日常よく使うことばで構成していますので、初めて手話に接する子どもたちも、すぐに手話になじむことができるでしょう。NHK教育テレビ・手話講座でおなじみの、谷　千春先生推薦

【著作者プロフィール】
■新沢としひこ（しんざわ・としひこ）／シンガーソングライター。大学卒業後、東京、神奈川の保育園に勤務。学生時代からライブハウスなどで音楽活動をはじめ、その後、全国で保育講習会の講師をつとめるようになる。詩人、エッセイスト、絵本作家としても高い評価を受けている。ステージでは歌はもちろん、朗読や軽妙な語りも人気。作詞の代表作「世界中のこどもたちが」は小学校の教科書に採用されている。エッセイ集『キリンくんのはじめの一歩』（チャイルド本社）、絵本『しんちゃんのはなび』（童心社）など著書やCDも多数ある。

■中野佐世子（なかの・さよこ）／NHK手話ニュースキャスター。東京家政学院大学非常勤講師。淑徳短期大学専任講師。こどもの城講師。ルーテル学院大学非常勤講師。大学で児童学を専攻し、保健所、児童館などで幼児グループの遊びの指導を担当。大学では障害者福祉や介護技術の指導を行う。手話の指導をはじめ、幼児、高齢者、障害者との共生をめざしたバリアフリー啓発の研修を行っている。

■松田泉（まつだ・いずみ）／手話通訳者。（財）教科書研究センター研究員。手話通訳のボランティアとして実績を重ね、ボランティアサークル「文京手話会」で会長